笑顔の未来へ

元ジャニオタ現EBiDANオタク

カラフト東京楽日に際して

偶然ウォークマンから流れてきた、関ジャニ∞のBabyBabyを聴いていたら、カラフト伯父さんときれいに重なる歌だったことに気づいた。

* 間違うことさえ僕らには
    まだ見ぬ明日への翼

    遠く遠く遠く続くこの道は
    どこへどこへぼくら 運んでいくのか

    いつかいつかいつか見えるかな
    遥か遥か滲む空の向こうを


* 時に傷ついて それでも胸を張って
     取り戻す特別な衝動
     just go and ride on time


* いつもいつもそばに いたいのに
    なぜになぜに涙 こぼれてしまうの
    いつかいつかいつか 帰る日まで
    君と過ごした時間 忘れないよ

* Oh baby baby この部屋抜け出して
    転がることさえ夢中なら
    明日へ続いていくのさ
   Oh I'm crazy crazy 裸足で駆け抜けて
    間違うことさえ 僕らには
    まだ見ぬ明日への翼

カラフト伯父さんへの思いが溢れすぎて、まとまらないままでも、とにかく言葉に起こして整理したい。
自己満足でネタバレの内容が続きますが、あしからず。目を留めてくださりありがとうございます。




東京楽日。快晴。
ポスターのようにきれいな青空。
怪我なく東京公演を無事に終えてほしい。

伊野尾慧初出演舞台のお知らせがあった日から今日まで、いろんな思いを味わうことができた。
数年後にいのちゃんが カラフト伯父さんという舞台を語る日がもし来たら、どんな風に振り返るのだろう。
とびっ子さん達は、どんな風に語り継ぐのだろう。

関ジャニ∞のBabyBabyを聴くと、3人のサイドストーリーを想像してしまう。
2人を駅まで送る車の中で BabyBabyが流れてほしい。時代錯誤はさておき。

カラフト伯父さんにも、誰かを助けられなかった苦しみ、誰かに頼りたかった思い、自分を責める気持ち…色んな思いがあっての徹訪問だっただろう。
どんな思いでストリッパーの店へ辿り着いたのか。
徹からお金を借りるなんて父親としてできないという気持ちがありながら、何故徹を訪ねてきたのか。徹を訪ねたかった真意は自覚していたのかどうか。

あれこれ想像を巡らし、カラフト伯父さんを骨の髄まで楽しんでいます。


徹の カラフト伯父さん像である 「ヒーロー」。神様でも親でも師匠でもなくヒーロー。無条件に助けてくれるヒーロー。ヒーローは自分の日常を捨て、庶民を助けてくれる。

私は父をそんな風に思ったことはないが、いざという時に会いたくなるのはこの人、という感覚はなんとなくわかる。

今の親子関係と共通するところはあるか、を少し考えたい。

自分勝手に子どもが子どもらしく、親に要求する。親は応えてくれる。子どもはそれに安心する。

別のパターンでは、自分勝手に子どもが親に要求する。親はどこまでも無条件に応えてくれる。子どもは親に言えばどうにかしてくれると学習し、自力解決しなくなる。親は全てをしてやることがよい子育てと思い、どんどんしてやる。子どもがある時期に来た時には子どもが優位になり、親に対して高圧的にすらなる。

他にも色々考えられるが、徹は前者、今の子どもの一部は後者だと思う。

徹がラスト、子どもに戻ったように思いを叫ぶシーン。徹の人間性があって、父との心の通い合いとして成立する。
徹が父をヒーローと思っていた、満たされていた時期があったから成立する。

徹の カラフト伯父さんへの思いは、震災から葬儀までの間に膨れ上がった。

しかし仮に 震災直後にカラフト伯父さんが駆けつけたとしても、違う形で カラフト伯父さんへの怒りが出るタイミングはあったかもしれない、と思う。徹にも反抗期があったはずだ。

でも反抗期なんてしてる場合じゃなかった。反抗期をしたい頃には、母も親父も兄も、それどころではなかった。

朝から晩まで働く親父の姿に、性根の優しい徹は 反抗期をぶつけなんてしなかった気がする。

徹の反抗期を受け止めて見守ってやれる人が、近くにはいなかった。或いは難しかった。
それを一手に引き受けていたのが、カラフト伯父さんだったとも読める。

反抗期は見捨てる時期ではない。気にしていない振りをしながら、見守る時期。どんなことをしても、見捨てないでほしいと願う時期。

反抗期、という言葉がぴったりではないが、それに代わる言葉がわからないという前置きで、

徹の反抗期を カラフト伯父さんが終わらせ、徹が一歩踏み出すのを手伝ってくれた。
そういうストーリーとして受け止めると、若者の危うさや脆さを徹に重ねて見ることができると思う。


追記
カラフト当日券、9日も10日も150番台の大台を引き、あえなく撃沈でした…

が!カラフト伯父さんのことを考えるだけで仕事を頑張れたし、ツアーにかける思いも増したし、何よりとびっ子先輩方の熱に触れることができました。

DVDにならないですかね…カメラ入ってませんかね…映像になりませんかね…

次の現場には惜しみなく、時間とお金を使えるよう、毎日を頑張ります。