笑顔の未来へ

元ジャニオタ現EBiDANオタク

電車東京ドーム日比谷公園そして

3.11

望まず失われた命の多さに、忘れてはいけないという思いを強くする。
自分のために、これまでを書き留めたい。

その年。電車の中で地震が起きた。最寄り駅を電車が出発しようとしたとその時だった。大きく横に揺れ、レールから外れるかと思った。車内でおばあさんと会話をした。でも電車だから大きく揺れただけで、実際はよくある地震レベルだろうなと、甘く見ていた。
出かけるのをやめ、家に帰ってテレビをつけ、初めて何がどの規模で起きているのかを知った。

それからは毎日、買いだめにいろんな店を回った。買いだめダメかなと思いつつ、できる範囲で溜めた。

1年後。東京ドームの中で黙祷した。堂本剛が言った。震災の前後で 時間の流れが違う。その話がとても印象に残っている。東京ドームでジャニーズを見上げながら、1年の間に自分は行動を起こさずに、自分の生活だけで精一杯だったことを恥ずかしく思った。

それからも被災地へは行かなかった。お金、長期休み、何より行動力が足りなかった。

2年後、日比谷公園で ボランティアをしていた。Peace on earth。坂本龍一アジカンごっち、加藤登紀子、難波69、gakumc、、、
3日間日比谷公園に通い、色んな人の思いを聞き、改めて原発について学ぼうと思った。

でもやっぱり被災地へは行かなかった。自分の生活だけで精一杯だった。

3年後、記憶がない。きっと家で特集を見ていた。

4年後の今日。黙祷前に子どもの前で話す。忘れてはいけないこと。自分事として捉えること。釜石ガザのこと。思うこと祈ることが大切だということ。世界には毎日いろんな困難が起きるが乗り越えてほしいということ。ポスト3.11を担うのは君たち子どもであること。誰かが困っていたら、行動を起こすこと。自分にできることをできる範囲ですること。

何を伝えたらいいのかわからないが、少しでも考えるきっかけにしたい。

朝、電車の中には大きなトランクを乗せて旅行へ行く人がたくさんいる。4年前、地震のために旅行を一つキャンセルしたことを思い出す。

あの頃の危機感、1年ぶりに思い出し、噛み締めて1日を過ごしたい。